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左官屋ブログ

姫路の左官職人のブログです ^^)/

実験

昨年のことなのですが三木のE-ディフェンスにて「伝統木造建築一般二階建て構造」の耐震実験を施工しました。兵庫耐震工学研究センター(三木) 002
これは関東土の荒木田で荒壁練を行っています。
兵庫耐震工学研究センター(三木) 010
荒木田土を足で踏み、混練していきます。それに10数センチに切ったワラスサを入れて
さらに混ぜていきます。これが結構きつい
兵庫耐震工学研究センター(三木) 093
ちょっと作業が飛びますが、小舞を掻いた下地に先ほどの荒壁を塗りつけていく作業です。
兵庫耐震工学研究センター(三木) 081
これは貫き伏せといって、貫きの部分はどうしても塗り厚が薄くなるので藁などを使って
割れ補強をします。この作業が結構大事です。

兵庫耐震工学研究センター(三木) 227
荒壁塗りが終わり、乾燥ができたら次は土の中塗りの作業に入ります。
この作業も中塗りの一部でチリ廻りといいます。

兵庫耐震工学研究センター(三木) 126
土の中塗りの施工です。今回の実験ではこの中塗りで壁の仕上げとなるので、
左官工事はこれで終了となります。

兵庫耐震工学研究センター(三木) 159
完成した実物大の実験体です。後は振動実験が行われるのを待ちます。
兵庫耐震工学研究センター(三木) 029

耐震実験までの待ち時間の1コマ



兵庫耐震工学研究センター(三木) 026

こちらが今回僕らが塗った実験体です。

下に見える黒い土台ごと「阪神大震災JRタカトリ駅の最大震度」と同じ揺れ方で実験しました。





兵庫耐震工学研究センター(三木) 057
兵庫耐震工学研究センター(三木) 045
兵庫耐震工学研究センター(三木) 060
兵庫耐震工学研究センター(三木) 037
結果こうなりました

一つのいい経験ができとても勉強になりました。
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  1. 2009/02/15(日) 18:13:25|
  2. 国交省モデル住宅耐震実験
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E-ディフェンスにて


国交省の耐震実験のため三木にあるE-ディフェンスで荒壁をこねてきました。

そこでは関東式の町屋の建物と関西式の町屋の建物を建てて最後に地震発生装置で揺らして耐震度を測る実験を行います。


関東の家は関東の土、関西の家は関西の土で作ります。


やっぱり産地によって土も粘り加減や砂の量が変わるので難しいです。。。


九月八日ぐらいから小舞をかきに行きます。

で、同時進行で荒壁を塗っていく段取りです

兵庫耐震工学研究センター(三木) 009




また次回。
  1. 2008/08/19(火) 15:59:31|
  2. 国交省モデル住宅耐震実験
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